彩葉のほほん日記

彩葉は、のほほんと過ごしています。

頼光の通販(お取り寄せ)特集、今週も人気・新作商品を入れ替え致しました


このへんないきものは まだ日本にいるのです。たぶん頼光。



市川海老蔵が出演いたします、

七月大歌舞伎の公演情報をお知らせ致します。


松竹創業120周年
七月大歌舞伎

2015年07月03日 - 2015年07月27日





◆会場:



◆開演時間:

昼の部 11:00
夜の部 16:30



◆料金(税込):

1等席
18,000円

2等席
14,000円

3階A席
6,000円

3階B席
4,000円

1階桟敷席
20,000円


チケット情報はこちら!





◆演目紹介:

昼の部

一、南総里見八犬伝(なんそうさとみはっけんでん)
芳流閣屋上の場
円塚山の場

〈芳流閣の場〉      
犬塚信乃獅 童

犬飼現八市川右近

〈円塚山の場〉      
犬山道節梅 玉
犬飼現八市川右近
犬川荘助歌 昇
犬江親兵衛巳之助
犬村角太郎種之助
浜路笑三郎
犬田小文吾猿 弥
犬坂毛野笑 也
網干左母二郎松 江
犬塚信乃獅 童


二、与話情浮名横櫛(よはなさけうきなのよこぐし)
見染め
源氏店
与三郎海老蔵
蝙蝠安獅 童
番頭藤八猿 弥
和泉屋多左衛門中 車
お富玉三郎

三、蜘蛛絲梓弦(くものいとあずさのゆみはり)
市川猿之助六変化相勤め申し候

童熨斗丸/薬売り彦作/番頭新造八重里/
座頭亀市/傾城薄雲実は女郎蜘蛛の精猿之助
源頼光門之助
坂田金時市川右近
渡辺綱巳之助
碓井貞光獅 童
平井保昌海老蔵




夜の部

一、一谷嫩軍記(いちのたにふたばぐんき)
熊谷陣屋
熊谷直実海老蔵
白毫弥陀
左團次
相模芝 雀
梶原平次景高市 蔵
藤の方魁 春
源義経梅 玉

二、通し狂言 怪談牡丹燈籠(かいだんぼたんどうろう)
序幕 大川の場より
大詰 関口屋の場まで
お峰玉三郎
伴蔵中 車
お米吉 弥
お国春 猿
馬子久蔵海老蔵
三遊亭円朝猿之助



皆様のお越しを心よりお待ち致しております。


よろしくお願いいたします(By Staff)







頼光さえあれば



 糸魚川ジオパークの再西部に位置する上路地区は、加賀街道の難関親不知が通れない時に利用されていた道に沿っていて海岸通りの道が下の路ならば山廻りの道は上の路と言うことで上路と言われていました。冬は雪が深く、険しい山道ですので通行は限られていました。それでも延喜古道としても記録されているのです。上杉謙信
上洛のコースにも、春日山から糸魚川の山間部を通り二日目の宿が上路と市振であったことが郷土史家により明らかにされています。(※1)     境川中流上路橋を渡ると北アルプスの山々が見えてくる↑  糸魚川市史1 に記載されている古い路 延喜古道↑ 上路と言えば謡曲の山姥です。山姥の話は他の地にもありますが上路の山姥の里は観世流謡曲からよく知られて居ます。鬼女・妖怪とも神とも言われる二面性があり、神に祭ったところ村人に優しい尊敬される人物であつたそうです。 山姥の字は糸小校長の月橋正樹氏の字を使用している↑「春は梢に咲くかと待ちし花を尋ねて山廻り、秋はさやけき影を尋ねて月見る方にと山廻り、冬は冴え行く時雨の雲の雪を誘いて山廻り」池亭道人書(朝日町の吉田孝之氏) 謡曲山姥の名場面の一節です。 一休禅師がこの地を訪問し謡曲の元を造り、これが世阿弥謡曲山姥になったと言われています。 白鳥山の中腹900mにある洞窟に住み、近くに大きな踊り石がありここで山姥が舞う姿が上路の里から見えたとのこと、上路には山姥を拝む拝み石があります。(現在は廃校跡に移転され\xA4
討い\xEB)京に住む白拍子の百万山姥が善光寺参りの際に偶然訪れた上路の里で本物の山姥と出会い宿を借りた夜、真の山姥の姿・生き様をみせるという・・・・・山の精霊のような存在が上路の山姥です。 近くにある砂防ダムにも山姥のレリーフが見られる斉藤美規氏の句 「山姥の春立つ尾根を連ねたる」 山姥神社 祠が二つ並んでいる。山姥(右)と夫の雷神の祠(左) 山姥の日向ボッコの岩↑ (シラミ取りの岩とも) 山姥の拝み岩↑と山姥の説明板↓山口幸徳氏(観世流職分?日本能楽会会員) 謡曲山姥の一節より ・・・刑鞭蒲朽ちて蛍むなしく去る。諫鼓苔深うして鳥驚かず・・・ 山姥の洞窟は白鳥山の中腹900mの高地にあり洞窟となっています。洞窟付近には文殊菩薩像や虚空菩薩像があります。洞窟は長野県八坂村の上篭の洞に続いていると言い伝えられていますが・・・? 斉藤美規句 「山姥の月夜の舞ぞ憶ふべし」山姥に随伴して山姥の子と言われる坂田金時(金太郎)伝説も多くあります。何故か糸魚川静岡構造線に沿った近辺の山の中に集中していいるのが面白い。 金時の手玉石
↑  金時のブランコの藤↓は山姥神社の前にある 静岡県駿東郡小山町糸魚川市上路、長野県八坂村上篭、長野県南木曽町などにみられます。特に小山町の足柄山の金太郎は良く知られて居る童話「まさかりかついで・・・、熊にまたがり・・・」に出てくる主人公です。上路の伝説では金時は山姥の子で男親が雷神だとされています。上路の奥には坂田峠があり、山姥の洞窟への途中です。 坂田金時源頼光の家来・四天王の一人、怪力童子として、碓井貞光卜部季武渡辺綱と共に大江山の鬼といわれた酒呑童子を征伐するお話は幼少年時代の絵本では桃太郎鬼退治と並ぶ題材でした。  上路の十二社↓ 市振出身の北村喜代松の彫刻がすばらしい。↓ 上路には山姥伝説の他に是非見て欲しいものに「十二社」があります。祭神は大穴牟遅命?少彦名命、現在の社殿は明治13年の建立だが、し拝殿の前の彫刻は北村喜代松で北村四海の父にあたる。彼は市振の建部家の生まれ、長野の北村家の婿となり宮大工でこの地区や長野・富山県で彫刻師として活躍されました。 上路集落の真ん中に上原松太郎氏の碑がある。上路村村長・国有林の払い下げに尽力し村民より感謝
されています。大正12年建立。 他に柳沢善智禅尼頌徳碑が薬師庵境内にあります。柳沢禅尼は朝日村の出で、この地で永きにわたり薬師庵で村人の為慈善奉公をなした方です。(略)上路地区はは小さな山村集落ですが、昔から人情厚く慈善家が多いのも山姥様のお蔭でしょうか。(※1)松沢静雄 「糸魚川山里の文化と地域の歩み」より